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2010年2月5日金曜日

覇王の家

今までは、中国時代小説(三国志の時代)を乱読していました。中国時代小説の入り口は司馬遼太郎の「項羽と劉邦」のように記憶しています。ここから中国時代小説にハマリ、宮城谷昌光、北方謙三、柴田錬三郎等々読みま くり(乱読)。
三国志時代以降の小説も何冊か読んでみたのですが、興味がわかず、次は何にしようかと考えていたところ、宮城谷 昌光著『風は山河より』が目に入り、読んでみました。
宮城谷 昌光は中国時代小説の大家(?)で、随分私もお世話になり、あまりの面白さに全て読んだ筈です。宮城谷 昌光が書いた日本歴史小説は、どんなものかと読み続けていくうちに引きずり込まれ6巻を2ヶ月かけて読破(でもないか)。奥三河の菅沼家について書いたものでしたが、なかなか読み応えがありました。
実は日本の歴史小説にはあまり興味がなく面白く無いと決めつけていました。ところが『風は山河より』でその考えを打ち消してくれ、タイトルの司馬遼太郎 『覇王の家』を手にとるようになりました。
 『覇王の家』は、徳川家康の生涯を書いたものですが、色々示唆されることが多く書いてあります。ただびっくりしたのは、私の今年のキーワード、「捨てる」「拾う」に共通している部分が多々あるなと感じたことです。いま下巻の始まりの部分なので、読破した時点で、感想などを書きたいと思います。日本の時代小説も捨てたもんではないですね。

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